短時間なら大丈夫です。
前回の記事で実際に手に液体窒素をかけている動画を紹介しましたが、
実際、手に当たる前に蒸発してしまいます。
液体窒素は-196℃、人間の体温は36℃くらい。
液体窒素に指を入れると、指の温度で液体窒素が気化し、指の周りに「気体窒素」の層を作ります。
気体窒素は熱伝導性が低いのであまり体温を奪いません(つまり、凍らない)。
気体窒素の部分に、液体窒素が流れ込んでもすぐに指の体温で気化し、また層を作ります。
この繰り返しのため、すぐに指が凍りつく、というようなことはありません。
何秒とは言い切れませんが・・・。
それでも、長い時間入れていれば、危険です。
ただし、指を入れるとか、腕にかけるとか、やるとしたら素肌にしてください。
軍手や衣服の上からやると、布地が凍りつき、そのせいで凍傷になります。